主祭神 天之水分大神(あめのみまくりのおおかみ)
吉野水分神社(よしのみまくりじんじゃ)は、大和国の四所水分社の1つとして、古くから信仰が厚い神社です。
「みまくり」から「みごもり」になり、子受けの神として信仰されています。
子宝に恵まれなかった豊臣秀吉も、こちらにお参りに来ています。
そして、お参りをしてすぐに豊臣秀頼を授かったと、言われています。
大きな朱色の鳥居が、私たちを迎えてくれます。
遠くからも見えるので、この鳥居を見ると再び歩く元気が湧いてきます!!
階段を上がると、手水舎があります。
彫り物ではないのですが、この竹が龍に見えて仕方なくて・・・・。
思わず、写真を撮ってきました。
皆さんには、どのように映りますか??
龍に見えますか??
中に入ると、吉野水分神社の特徴でもある、三殿一棟の造りの本殿が、目の前に現れます。
この本殿は、一間社春日造りに三間社流造りを左右につないだ三殿一棟の造りになっています。
この神社の特徴ともなっていて、とても珍しい造りになっています。
また、入って左に拝殿、奥に幣殿、右に上の写真の本殿、中央に庭園という形も珍しいと思います。
中央の庭園は、春は桜が咲き乱れて、とても綺麗になります。
ただ、桜の時期はあまりにも人が多くて、ゆっくりお参り出来ないので、ゆっくりお参りしたい人には、桜の時期を外してもらった方が良いかも知れません。
吉野水分神社を後にします。
私が、いつも昼食を取るのは、吉野水分神社から少し上がっていった、高城山展望休憩所です。
ここは、結構広い休憩スペースになっていますので、春でも十分休憩できると思います。
そして、吉野の山々が見える展望スペースもとっても気持ち良いです!!
高城山展望休憩所近くの写真です。
とっても、風情がありますね!!
さて、さらに歩いて登っていくと、金峯神社(きんぷじんじゃ)の一の鳥居があります。
とても大きくて、立派な鳥居です。
ここからの坂は、ちょっと急になります。
ここまで登ってきた疲れもありますので、気をつけて登ってくださいね!!
ここを登りきると、金峯神社が目の前に現れます。
金峯神社の主祭神は、金山毘古命(かなやまひこのみこと)です。
春に来たときの写真を見てみます。
真中に拝殿があり、さらに登った所に本殿があります。
もともと、この金峯神社と吉野水分神社は、一緒の神社であったという説もあるようです。
栄華物語では、菅原道長が訪れたという記載もあるようです。
さて、ここより先が奥千本になります。
今までも坂道でしたが、下はアスファルトでした。
この先は、ちょっとした山道に変わりますので、注意して下さいね。
紅葉を見ながら、道を進みます。
緑の森をバックに、紅葉の朱色がとても映えます。
このような光景を楽しみながら進んでいきますと、最終目的地の奥千本に到着します。
この奥千本は、西行が俗世から逃れて移り住んだことでも有名です。
西行が暮らしていた西行庵が復元されています。
今とは違って、このような山深い場所に来るだけでも大変だろうと思います。
そして、今でさえ、周りには何にもありません。
こんな中で、西行はいったい毎日何を考えていたのか??
そんなことを考えながら、この雰囲気に浸っていると、とても不思議な感じがしてきます。
今考えると、この空間自体が、とても不思議な感じでした。
春の桜の時期は、もちろん吉野はとても素晴らしいです。
しかし、秋の紅葉のシーズンもそれに負けずに綺麗でした。
しかも、人が少ないのでゆっくり回れました。
紅葉の吉野もとってもお勧めですよ!!
吉野水分神社 御朱印
金峯神社 御朱印
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