続きに入る前に、簡単に住吉神社のお話を少ししたいと思います。
その昔、神宮皇后が三韓討伐に向かう際に、住吉の大神が現れ
「吾和魂(にぎみたま)は玉身(みみ)の寿命(みいのち)を守り、荒魂(あらみたま)は軍船を導かん」
と言われました。
それにより、大神を守り神として進軍したら、交戦することなく勝利できました。
この御神恩に感謝し、神宮皇后はこの地に祠を建てて、住吉の大神の荒魂を祭ったのが、住吉神社の始まりと言われています。
では、桜門から境内に入っていきます。
境内に入ると、まず正面に拝殿が現れます。
こちらの拝殿ですが、毛利元就が寄進したものと伝えられています。
そのことからも、どれだけ住吉神社が、地元の信仰を集めていたのかが分かります。
そして、この拝殿の額に注目してみてください。
一番上でも書きましたが、こちらには住吉大神の「荒魂」が祀られています。
荒魂と言うのは、活発に活動する荒々しい魂のことを言います。
それなので、新しい事象や物体を生み出すエネルギーを秘めていると言われています。
伊勢神宮などでも、「天照大神の和魂には自分のお願い事などは言わずに、自分のお願い事は荒魂にしてください」とも、よく言われます。
そこからも、荒魂への自分自身へのお願い事は、大きなパワーを生み出すのではないかと思います。
拝殿の後ろには、本殿があります。
本殿は、5つの一間社を合の間とともに一列に連ねた九間社流造で、大内弘世の再建と言われています。
再建された時代は、1370年と言われており、国宝となっています。
私の写真では、5社分写っていないのですが、これが5社分連なっております。
その姿は、本当に美しいです。
神社でいただいたパンフレットの写真は、本殿と拝殿が、見事な位置関係で写っており、言葉には言い表せないほど綺麗です。
これは、ぜひ、実際に行って、ご覧になってほしいと思います。
東門から出ると、末社と稲荷社がありました。
こちらは、末社の写真になります。
鳥居が、とても小さかったです。
でも、昔の人は、今の人ほど背は高くなかっただろうから、これでも良い大きさだったのではと思いながら、鳥居をくぐってみました。
さらに先に行くと、住吉神社の3殿に祀られている武内宿禰(たけうちのすくね)が、三韓討伐の際手植えしたとされる大楠があります。
この楠は、本当に立派です。
下から眺めているだけで、とても大きなパワーを感じました。
本当に優しい気に包まれて、とても気持ち良かったのを覚えています。
写真を見ていても、とても癒されますね。
ただ、最近、木々を触る人が居ます。
多くの人が木々に触れると、木々が駄目になってしまいます。
伊勢神宮でも、
人から木を守るために、木の周りにプロテクターをつけるようになりました。
とても、悲しいことです。
こちらの大楠にも、触れないようにしてもらえればと思います。
触れなくても、その素晴らしい気は感じられるはずです。
住吉神社、とても素晴らしい神社です。
高速のインターからも遠くないので、ぜひ、お参りしてみてください!!
住吉神社 御朱印
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