御祭神 国常立尊(くにのことたちのかみ)
国狭槌尊(くにのさつちのみこと)
彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)
彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)
神倭磐余彦尊(かむやまといわれひこのみこと)
神渟名川耳尊(かむぬなかわみみのみこと)
宇奈岐日女神社(うなぎひめじんじゃ)の御祭神は、6柱の為に六所宮とも呼ばれています。
国常立尊・国狭槌尊は、1番目・2番目に生まれた神様として有名な神様。
彦火火出見尊は、山幸彦・海幸彦の神話で知られる、山幸彦であり神武天皇の父であると言われています。
神倭磐余彦尊は、その神武天皇のことになります。
素晴らしい神様が、祀られている神社です。
昔、湯布院は、湖であったと言われています。
そして、この湖を見た宇奈岐日女は、力自慢の道臣命(みちのおみのみこと)に命じて、湖の壁を蹴破らせ、この地に田畑を開いたと伝えられています。
まさに、由布院を盆地に変えた神様であり、今でも湯布院の守護神として、この地を守っています。
それでは、神社にお参りに行きたいと思います。
まずは、正面の鳥居に向かいます。
奥まで続く石畳の道。
その脇に立つ、綺麗な緑色の木々。
とても綺麗です。
少し進むと、社務所があり、手水舎があります。
社務所で、御朱印をお願いして、先にお参りをしにいきます。
少し進みますと、狛犬が迎えてくれます。
耳が垂れていて、全体的にとても優しい印象の狛犬です。
ちょっと鼻が大きいような気がしますが、この優しい感じの狛犬には、とてもピッタリの鼻ではないでしょうか??
なんだか、この狛犬には、癒されます!!
さらに進んでいきますと、神門があります。
とても、綺麗で立派な神門です。
門には、菊の御紋がついています。
御祭神に、神武天皇など皇族に関係する神々が祀られていますので、納得です。
神門をくぐると、広い境内が現れます。
境内は、とても綺麗に手入れがされていまして、本当に気持ちの良い神社だと思いました。
上の写真は、拝殿側から見た境内と神門です。
当日は、連れがいたのと、雨が降っていたため、境内でゆっくりする時間がありませんでした。
でも、この場所では、ゆっくりと何もしないで物思いに更けていたら、とても気持ちがいいんだろうと思うと、ゆっくり出来ないのが残念に感じました。
神門を入って、右側にはご神木が並べられています。
これらのご神木は、平成3年の台風により倒れてしまった、杉の切り株になります。
この台風により、144本もの境内の木々が倒れてしまいました。
境内にある巨木の半数を失ってしまったとさえ言われています。
樹齢の最高齢は600年以上と推定されるものもありました。
自然の脅威とは、本当に恐ろしいものですが、また驚異でもあります。
長い年月は掛かると思いますが、以前の素晴らしい鎮主の森に戻ってくれればと思いました。
そして、ご神木の横に、少し変わった手水鉢があります。
自然の石を使っているのでしょうが間に「龍の彫り物」があります。
この龍が、とてもリアルで、なんとなく気になりました。。。
それでは、拝殿に向かいます。
拝殿と本殿は、周りを水に囲まれていて、池の中の島に拝殿が立っているイメージになります。
拝殿の両側には、境内社があります。
これらの、「拝殿」、「境内社」、「池」、「灯篭」の配置の綺麗なことと言ったら、言葉に表せません。
神門をくぐって、正面にこの景色を見たときには、ただ「美しい」と思いました。
祀っている神様といい、神社自体といい、何をとっても素晴らしいです。
由布院の中心街から、すぐ近くにある神社です。
温泉もいいですが、こちらの神社は素晴らしいと思いますので、ぜひ、お参りくださいませ。
宇奈岐日女神社 御朱印