主祭神 底筒男命(そこつつのおのみこと)
中筒男命(なかつつのおのみこと)
表筒男命(うわつうのおのみこと)
山口県萩市にある住吉神社に行ってきました。
主祭神は、海の神様といわれています住吉三神と思われます。
格式高い、昔ながらの街並みに囲まれた中に、住吉神社は立っています。
まずは、正面の鳥居に少し驚きました。
写真を見てもらえると分かると思いますが、とても立派で大きな額。
この額に、見とれてしまいました。
せっかくなので、拡大してみましょう!!
鳥居が出来たのが「嘉永元年」と書かれていますが、この額もその頃に作られたものでしょうか??
鳥居の大きさと比べると、額がずいぶん大きいので、額が先に作られて、鳥居は何らかの理由で後で建てられてんじゃないかとか、色々と想像をして楽しんでしまいました。
でも、この立派な鳥居を見て、否が応でもテンションが上がります!!
境内に入りますと、正面に拝殿が見えます。
その前に、拝殿を守る狛犬がいました。
この狛犬が、また立派なんです!!
本当に、立派で、綺麗で、見惚れてしまいます。
この立派な狛犬に似合うように、台座もとても立派です。
表の鳥居を見たときから、これはきっと素晴らしい神社だとは思っていたのですが、こんなに綺麗な狛犬に逢えるとは思わなかったので、とても感激です!!
そして、拝殿に向かいます。
この神社には、ある昔話があります。
そのお話とは、1652年に浜崎の商人が商売のために大阪に向かいました。
その途中で難風に遭った時に、住吉宮を勧進すると祈ったところその商人は助かりました。
帰国後、この話を申し出ると勧進が許可され、この地に住吉神社が建てられました。
ちなみに、大阪の住吉大社より勧請されたそうです。
中をのぞくと、奥に内拝殿と「住吉宮」の大きな額が見えます。
奥にあります内拝殿の置くに、本殿があります。
鰹木がなくて、千木が3本見えます。
とても、珍しいですね。
住吉神社のすぐ脇には、境内社があります。
そちらにもお参りに行ってみましょう!!
こちらも、とても歴史のありそうな鳥居です。
その鳥居をくぐって先に進みますと、「恵比寿神社」と「稲荷神社」があります。
2つのお社が、1つの建物の中にあるのが珍しいと思いました。
しかも、入口は2つあるんです。
この建物、新しくされたばかりでした。
写真にはとっていないのですが、天井には、色鮮やかな絵が描かれていて、本当に綺麗でした。
この綺麗な絵が、これから何百年もこの神社を彩っていくんだと考えると、すごい瞬間に立ち会えた事を本当に嬉しく思いました。
その後に、少し歩いたところにある御舟倉に行きました。
ここは、昔、お殿様の舟をしまっていた倉との事です。
御舟倉で、屋根がついているものは、全国でもとても珍しいと地元の方が仰っていました。
今日は、ちょうどお祭りもやっていて、中も見ることが出来ました。
昔は、ここら辺も海でした。
それなので、ここに船を停めることができたわけです。
なぜ、神社のブログにこの御舟倉を出したかといいますと、下の写真を見てください。
昔は、ちょうどこんな感じになっていたようです。
住吉神社の住吉三神は、言わずと知れた海の神様。
そして、住吉神社と御舟倉の位置関係を見てみると、どちらを先に作ったのかはわかりませんが、きっと住吉神社の正面に当たる位置に、御舟倉を作ったのでしょうね。
まさしく、こちらの住吉神社は、地元の方々の海での安全を守っていたのはもちろん、藩のお殿様の船の安全も守っていた、とても立派な神社であったと思いました。
そうなると、鳥居や狛犬が立派なもの分かりますね!!
萩の美しい海と町並みに囲まれた住吉神社。
とても素晴らしい神社ですので、ぜひ、お参りくださいませ。
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