主祭神 野宮大神(天照皇大神)
嵯峨野にあります、野宮神社(のみやじんじゃ)です。
野宮神社ホームページ
昔は、天皇が代替わりすると、斎王という使者を伊勢神宮に遣わすのが慣わしでした。
この斎王は、伊勢神宮に向かう前に、1年間潔斎することになっていました。
その潔斎する場所が、この野宮神社でした。
斎王が潔斎するのに使った場所であり、とても神聖な場所として知られています。
また、源氏物語にも登場する神社として、有名な神社でもあります。
嵐山の駅から、竹林の小道を進んでいきますと、少し行った所に野宮神社はあります。
まずは、正面の鳥居です。
何気なく建っている、この鳥居ですが、実は凄く珍しい鳥居なんです。
写真でも分かると思いますが、鳥居の柱に、木をそのまま使っているんです。
この鳥居を「黒木(くらき)の鳥居」と言います。
この木は、クヌギの木(どんぐりの木)から出来ているんです。
鳥居と言うと、やはりイメージ的には赤いイメージがしますよね。
でも、この黒木の鳥居を見ていると、あまり自分自身を誇張しないで、でも、とても存在感のあるように感じました。
とても自然と言うか、場に溶け込んでいると言うか、見ていてとても落ち着く鳥居でした。
日本最古の鳥居の様式と言うことなので、ぜひ、じっくり鳥居を観察してくださいね!!
鳥居をくぐって左側に、手水舎があります。
とても変わった形の手水場です。
立派な舟形ですね。
この形、奈良の古墳で見たことがあるような気がしてなりませんでした。
でも、このような立派な手水場で、身を清めますと、なんだかスッキリした気分になりますよね。
これは、きっと自分の心の持ち様なんでしょうが(笑)
また、写真右手の井戸には、龍神様が祀られていて、病気に苦しむ人を救ってくれると言う伝説があります。
実際に、とっても神秘的な手水舎だったりします。
それでは、手水舎で身も清めましたので、本殿に向かいたいと思います。
中央の社が天照大神を祀る本殿です。
一番初めの鳥居の写真の中央に移っている社です。
「縁結び=恋愛の神様」として有名なこの神社、多いときには鳥居の外まで参拝の人々が並ぶそうです。
確かに、土日に来ると多くの女性が境内にいて、私のように一人で神社仏閣を回っているものには、ちょっと入りにくい雰囲気だったような記憶があります(^^;
でも、それだけ信仰されている、凄い神社だということですね!!
本殿にお参りが済みましたら、すぐ近くにあります「神石」に向かいましょう!!
この神石なんですが、本殿でお参りをした後に「撫でながら願い事をすると」願いがかなうと言われております。
この神石を撫でているとき、とても熱かったんです。
神石が冷たかったので、気持ちよくて、長い間撫でていました(^^;
ただ、長く撫でれば良い事があるという訳ではないと思いますので、付け加えておきます。
本殿のお参りが終わりましたので、奥に向かいたいと思います。
奥に向かうと、とても綺麗な庭園が現れます。
この苔の庭、本当に綺麗でした!!
私、実は、苔大好きなんです(^^;
この先にある、祇王寺の苔とか凄く大好きだったんですが、こちらの苔の庭園も、なかなか良い味を出しています。
この庭園は、「野宮じゅうたん苔」と言われています。
苔の上に、燈篭や橋が置かれていて、枯山水を作り上げています。
嵐山には、苔寺もありますし、苔好きにはたまらない地域ですね!!
摂社の中で、私の大好きな稲荷神社をご紹介します!!
白福稲荷大明神です。
こちらは、子宝や商売繁盛に効果があると言われています。
野宮神社全体にいえるのですが、この神社は皇室に関係の深い神社になりますので、色々な方が訪れています。
この稲荷大社には、平成6年に秋篠宮様と紀子様が訪れているようです。
嵯峨野の竹林の小道にある、とても綺麗な神社です。
ぜひ、お参りくださいませ。
野宮神社 御朱印
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